マッキントッシュコートの素材

マッキントッシュ(MACKINTOSH)のコートは、イギリス、スコットランドのアウターメーカーで作られています。マッキントッシュコートは防寒コートだけではなく、レインコートとしても愛用されています。1822年、化学者であったチャールズ マッキントッシュが、コールタール・ナフサがゴムを溶かす性質に目をつけ、薄いゴムのシートを作りました。このゴムのシートを布地の裏に貼り付けてできた素材で特許をとり、防水コートを作ったのがマッキントッシュコートの始まりです。その後、コットン生地の間にゴムを挟みこむマッキントッシュクロスが生まれました。現在でも改良されながら受け継がれているマッキントッシュのゴム引きコートは完全防水。縫製ではなく接着剤で生地を貼りあわせ、防水テープで補強をすることで半永久的な完全防水を目指し、ハンドメイドで仕上げられています。英国の軍服や乗馬用コートとして始まったマッキントッシュコートは改良を重ね、現在では世界中の本物志向の人々に愛用されています。コットンから始まったマッキントッシュコートの素材もリネン、シルク、キルティングなども取り入れられ、アイテムもショート、Aラインなど様々なタイプが作られ、世界中の上級を好む人々に指示され続けています。

マッキントッシュコートのクリーニング方法

マッキントッシュコートは上質でおしゃれな大人のコートとして世界中で愛用されているコートです。流行に左右されることなく何年も着ることができ、マッキントッシュ(MACKINTOSH)コートの独特のにおい、質感を持つところも愛されているようです。マッキントッシュコートは縫製ではなく、天然ゴムの防水素材の生地を接着剤で張り合わせ、防水テープで補強して作られているので、クリーニングができないとされています。多少の汚れはぬれたタオルでおちるようですし、石鹸を泡立てやわらかいブラシでこするという手もあるようですが、風合いが変わったり硬くなったりすることもありますので慎重に行ってください。汚れのひどいときは専門家にお願いするのが一番です。マッキントッシュコートは高価ですのでクリーニング代も高めにはなりますが、デリケートな素材ですのでそのほうが安心です。マッキントッシュコートは特殊な素材なので、クリーニングに出したとしても風合いが変わったり汚れが落ちきれない場合もあるようですので、クリーニング屋さんも慎重に選んだほうがいいかもしれません。今はクリーニング技術も高くなっているようですが、ネットなどで良く調べて説明を聞いて確認してください。

マッキントッシュコートの修復はできる?

マッキントッシュコートは天然ゴムの防水素材を挟みこんだ特殊な生地でできたコートです。品質も優れ流行に左右されずに長く着続けられますが、デリケートな素材ですのでお手入れは慎重に行ってください。マッキントッシュコートのトラブルで多いのは、汗などで天然ゴムの樹脂が劣化していくことです。劣化はどんどん広がっていきますので、汗やちょっとした汚れは固く絞ったぬれタオルでこまめにふくなど、ケアを忘れずに行ってください。汚れの気になるときはクリーニングなのですが、改良が進み天然ゴムの硬化は少なくなりクリーニング技術も進んだとはいえ、マッキントッシュのコートはデリケートですので慎重に。硬くなってバリバリになると修復は難しいです。そんな中、TBSや朝日放送で紹介された「クリーニングステーション」は特殊な技術を持っているようで、今までは無理だと思われていた、ゴムの劣化により衿もとがぬれたようなシミになっていたものも、きれいに修復できるようです。クリーニングだけではなく、マッキントッシュコートが日焼けして色があせてしまったものも染め直して修復させています。マッキントッシュのコートは高価なものですのでお手入れにもお金や手間がかかりますが、大事に扱い上級のおしゃれを楽しんでください。

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